セミナーのご案内

受講料
5日間 54,000円(希望日のみの受講可、1日につき12,960円)税込
会場
学校法人長沼スクール 東京日本語学校
対象
現職日本語教師および、養成講座修了生、日本語ボランティア等

現職日本語教師のためのブラッシュアップセミナーです。今年も第一線でご活躍中の講師陣をお迎えしました。 授業に直結したワークショップを取り入れた講座を通して、教師改善力を高めていきましょう!

8月14日(月)

9:20 ~ 16:45

楽しく漢字を学ぶ活動を考える

講師:関麻由美(津田塾大学)

難しい、すぐ忘れる、エンドレス感に苛まれるという学習者の心理的な負担を軽くし、楽しく漢字学習ができる方法を一緒に模索します。午前は漢字学習・教育の問題点を共有し、実践例(個別学習から協働学習まで)を紹介します。午後はこの漢字を学ぶとどんなことができるようになるか(Can-do)という観点から教室活動を創るワークショップを行います。

8月15日(火)

9:20 ~ 16:45

発音指導や学習が楽しくなるための活動を考えよう

講師:中川千恵子(早稲田大学)

発音はコミュニケーションの基本であり、まず教えるべき項目ですが、難しいと考えて後回しにされがちです。
「伝えること」が第一目標だとすれば、できることはそれほど難しくないはずです。あとは、学習者自身の力を信じて、学習者自身が自分の発音の癖に気付いて、意識し、学習を楽しく持続できるように支援することが次の目標でしょう。教師がそういう支援ができるような教室活動を考えたいと思います。

8月16日(水)

9:20 ~ 16:45

日本語学習文法再考―ノンネイティブの視点から考える―

講師:井上優(麗澤大学)

外国語教育における文法や意味の説明はネイティブの感覚に基づくのが一般的ですが、ネイティブがよいと思う説明がノンネイティブの学習者にとって「わかりやすくて役に立つ」とは限りません。本セミナーでは、私たちが外国語を学ぶときの経験を振り返りながら、日本語教育における「ノンネイティブにとって有益な説明」について考えます。

8月17日(木)

9:20 ~ 16:45

協働の学びの場のデザイン その2

講師:
(午前)舘岡洋子(早稲田大学)
(午後)広瀬和佳子(神田外語大学)

近年、日本語の教室では「協働」をいかした教室活動が多く行われています。しかし、そもそもなぜ協働するのか、ということについては、十分に問われていないのではないでしょうか。本セミナーでは、「協働することによって何をめざしているのか」「協働といえばグループ活動をすることなのか」などについて、実践事例を紹介しながら教室における協働について検討します。

8月18日(金)

9:20 ~ 16:45

教師はどうやって学習者のやる気を引き出すのだろう?

講師:横溝紳一郎(西南女学院大学)

「どんなに上手く教えることができても、学習者にやる気がないとうまくいかない…。とはいっても、やる気の見えない学習者を目の前にして、一体どうすればいいのか…。」 日本語を教えた経験のある方なら、この思いを一度は持ったことがあるでしょう(私自身もあります)。一日かけて「教師=学習者の学習成果を上げる支援者」と捉え直し、このジレンマの打開に一緒にチャレンジしてみましょう!

申し込み方法

参加ご希望の方は、申込書をダウンロードして下記E-mail宛に添付してお送りください。 なお、ファックスあるいは郵送でも受け付けています。

申込書のフォームは、「日本語教師のための対照言語講座」と共通です。

E-mail:info@naganuma-school.ac.jp

TEL:03-3463-7261 FAX:03-3463-7599

日本語教師集中セミナー事務局:牛木

申込期限: 2017年8月4日(金)

定員になり次第、締め切らせていただきます。

ご入金をもってお申し込み完了とさせていただきます。

お振込み先については、受付後ご案内致します。

尚、一度納められた受講料は理由の如何に関わらず、お返しできません。

受講料
  • 夏季集中セミナー受講なしの場合:
    1講座 6,480円 2講座 12,960円
  • 受講日数に関わらず、夏季集中セミナーお申し込みの場合:
    1講座 5,400円 2講座 10,800円
会場
学校法人長沼スクール 東京日本語学校
対象
日本語教育関係者および当講座にご興味のある方はどなたでも参加可

外国語と日本語の違いを知り、学習者の言語文化を知り、学習者の特性を知る講座。

8月15日(火)

18:00 ~ 21:10

日泰対照言語講座

「タイと日本との相違点~言語から社会・文化まで」

講師:コースィット・ティップティエンポン(東京外国語大学)

タイと日本は長年親しみを持ち合っており、交流も盛んです。タイには多くの日本文化が流入しており、日本語や文化を学びたいタイ人が多くいます。両国の相違点を知りながら、相互理解を深め、学習の面でも役に立つお話をさせていただきます。言語面では、タイ語は声調があり、孤立語で活用しないことから、タイ人は日本語を学習する際、様々な面で困難な局面に遭遇します。また、文化面では、日本は挨拶言葉を使う場面が多いことやタイより時間を遵守することなどの違いがあり、タイ人の学習者にとって、これらを知っておけば、より日本人とのコミュニケーションが円滑になります。今回の講義では、歴史的な背景を踏まえて、日本および日本語と比較しながら、タイ語の特徴を考察し、タイ人特有の感覚やタイ社会の最新事情などを紹介したいと思います。

8月17日(木)

18:00 ~ 21:10

日越対照言語講座

「音声と文法の対照を中心に」

講師:松田真希子(金沢大学)

ベトナム人日本語学習者に、他の国の学習者と同じように日本語を教えても、なかなか同じように上手にならないという悩みをよくききます。その原因はどこにあるのでしょうか。そして、どうすればいいのでしょうか。私は10年以上前からこの問題に悩み、少しずつ答えを探してきました。そして、問題の一つは、日本語とベトナム語の言語間の距離が遠いことにあるとわかりました。特に音声と文法面の隔たりが大きいです。今回の講座では、ベトナム語と日本語の音と文法の違いについて皆様に学んでいただき、効果的な指導法についてお話ししたいと思います。

申し込み方法

参加ご希望の方は、申込書をダウンロードして下記E-mail宛に添付してお送りください。 なお、ファックスあるいは郵送でも受け付けています。

申込書のフォームは、「日本語教師 夏季集中セミナー」と共通です。

E-mail:info@naganuma-school.ac.jp

TEL:03-3463-7261 FAX:03-3463-7599

日本語教師集中セミナー事務局:牛木

申込期限: 2017年8月4日(金)

定員になり次第、締め切らせていただきます。

ご入金をもってお申し込み完了とさせていただきます。

お振込み先については、受付後ご案内致します。

尚、一度納められた受講料は理由の如何に関わらず、お返しできません。

長沼スクール特別講座は、好評のうちに終了いたしました。
ありがとうございました。

日時
2017年8月6日(日) 13:30~16:40 (途中休憩あり)
会場
学校法人長沼スクール 東京日本語学校
受講料
6,480円(消費税込)

8月6日(日)

13:30 ~ 16:40
(途中休憩あり)

「省くか、繰り返すか、それが問題だ」

講師:プリンストン大学名誉教授 牧野成一

講師より:
機能言語学的な省略の分析は久野の『談話の文法』(1978)で体系的に議論されている。その著書で久野は「省略の主目的は、話し手が何も言わなくても聞き手にとって自明のインフォーメーションを省くことによって、文の冗長度を下げることであろう」(p.8)と述べている。それでは、反復は単に文の冗長度を上げることだろうか、と考え、私は反復の分析を『くりかえしの文法』(1980) で書いた。その後、劇作家の平田オリザと出会って話し合ったことがきっかけとなり、繰り返しの問題を過去5、6年再考してきた。
私の講演では反復をめぐる次の9点の問題点に関して話す。(1) 「穴あけ規則」という随意の省略規則は常に随意か。(2) 反復はlogos (論理)ではなくpathos (感情)を表現するか。(3) 詩的感情はリズムの反復で創られるか。(4) 「会話」と「対話」における反復はどんな機能を持っているか。(5) 文体は反復とどう関係するか。(6) 慣用的な反復表現の役割は何か?(7)いつ日本の幼児は相互作用のために反復を使い始めるか。(8) 日本語初級教科書のダイアローグの反復は十分か。 (9) 数学者ブノワ・マンデルブロの「フラクタル幾何学」の発見は反復理論に何を示唆するか?

牧野成一氏
牧野成一氏

1935年東京生れ。早稲田大学で英文学を、東京大学で言語学を学び、1968年に米イリノイ大学言語学科で言語学博士号を取得。イリノイ大学(1968~1992) とプリンストン大学(1992~2013) で、日本語と言語学を教える。全米日本語教育学会会長 (2003~2006)、イリノイ大学アジア研究センター・言語学科名誉教授、プリンストン大学東洋学科日本語・言語学名誉教授。

主な著書
  • Some Aspects of Japanese Nominalizations (1968)
  • 『ことばと空間』(1978)
  • 『ウチとソトの言語 文化学--文法を文化で切る』(1996)
  • 『くりかえしの文法』(1980)
  • Aspects of Linguistics (共編 2007)
  • A Dictionary of {Basic/Intermediate/Advanced Japanese Grammar (筒井通雄と共著 (1986/1995/2008))
など。

目下A Dictionary of Metaphors Common to Japanese and English/『日英語共通比喩辞典』 (仮題)を岡まゆみと完成中。

受賞歴
  • Association of the Departments of Foreign Languages for Distinguished Service in the Profession (2001)
  • 第5回日本語教育学会賞 (2007)
  • ミドルベリー大学名誉博士号(2009)
  • 瑞宝章中綬章受賞 (2014)
  • American Association for Teachers of Japaneseから Lifetime Achievement Award (2017)を受賞。

日本語教師春季集中セミナーは、好評のうちに終了いたしました。
ありがとうございました。

日時
2017年3月25日(土) 13:30~16:40 (途中休憩あり)
会場
学校法人長沼スクール 東京日本語学校
受講対象
現職日本語教師、養成講座修了生、日本語ボランティアなど、日本語教育に関わる方
受講料(税込)
6,480円

3月25日(土)

13:30~16:40
(途中休憩あり)

学生が主体的に学ぶ授業を実現する

本来、指導と評価は切り離せないものなのですが、日本の教育はこれらを長年分けて実践してきました。それが学生主体の授業を阻んでいる大きな理由の一つです。指導と評価の一体化のカギは形成的評価です。評定ではない形成的評価をやり始めると、学生も教師も成長します!

講師:ラーンズケイプ代表 吉田新一郎先生

講師より:
評価と評定の違い ~ 前者は、自己評価力→自己修正・改善力をつけます(相互評価も踏まえながら)。後者は、自己評価力も、自己修正・改善力もつけません! たとえ評定/成績/テストでいい点をとれても(=他者が設定した基準に到達できても)、自立した学び手になったかどうかは約束できません。前者の形成的評価なら、かなりの程度で約束できます。それを教師がどう実現できるのかを紹介させていただきたいと思います。主な対象は、中級・上級のクラス対象になるかとも思います。

吉田新一郎先生

1970年代に、マサチューセッツ工科大学とカリフォルニア大学大学院で都市・地域計画を学ぶ。10年間の準備期間を経て、1989年に国際理解教育センターを設立し教育に関わりはじめる。2005年以降は、リーディング・ワークショップ(RW)やライティング・ワークショップ(WW)、およびそれらの国語以外の教科への普及活動をしている。関連著書に、『テストだけでは測れない! ~ 人を伸ばす「評価」とは』(NHK生活人新書)がある。趣味(こだわり)は、嫌がられない程度の(ありがたがられる!)おせっかいと、日曜日の農作業と、3つのブログ/フェイスブック(「PLC便り」「WW/RW便り」「ギヴァーの会」)。

日本語教師冬季集中セミナーは、好評のうちに終了いたしました。
ありがとうございました。

教育活動の中で大きなウエイトを占める評価ですが、本当に効果的に行われているのでしょうか。
評価の基本からコースデザインまで、ご一緒に考えてみませんか。

日時
2016年12月18日(日) 9:20-16:40 (途中休憩あり)
会場
学校法人長沼スクール 東京日本語学校
受講対象
現職日本語教師、養成講座修了生、日本語ボランティアなど、日本語教育に関わる方
受講料(税込)
1講座6,480円、2講座12,960円
パート1、パート2両方の受講が望ましいですが、片方だけでも受講できます。

12月18日(日)

9:20 ~ 16:40
(途中休憩あり)

評価を考える

●パート1:日本語教師が知っておくべき評価の基礎・基本(9:20-12:30)
●パート2:日本語教育におけるコースデザインと日本語能力評価(13:30-16:40)

伊東祐郎先生(東京外国語大学)

●パート1:「日本語教師が知っておくべき評価の基礎・基本」
日本語教育における「評価法」は、教授法の分野では重要な位置を占めているにもかかわらず、理論的側面と実践的側面が体系的に統合されているとは言い難い状況です。パート1では、私たちの身近なテストや評価方法を取り上げ、学習者のどのような言語知識や日本語運用能力を測定しようとしているのかを検討しながら、評価における日本語テストの役割と特徴を考察し、日本語教師に求められるテスト作成と評価に関する基礎知識を身につけることを目的とします。

●パート2:「日本語教育におけるコースデザインと日本語能力評価」
コースデザインの中で明確な教育目標を定めておくことは不可欠です。教育目標は、有意味な授業内容の実現と授業開始後に実施されるテスト開発や評価方法を策定する上で重要な役割を果たすからです。パート2では、日本語能力評価とコースデザインの在り方を教育目標の分類学から考察し、日本語教師が目指すべき日本語能力をテスト開発の視点から再考します。テスト作成の演習に取り組みながら、関連分野についての理解を深めることを目指します。

伊東祐郎先生
柏崎秀子先生

東京外国語大学国際日本学研究院教授。米国アラバマ大学で日本語教育に従事した後、平成4年から東京外国語大学留学生日本語教育センター勤務。平成23年から同センター長を務める。平成13年から「学校教育におけるJSLカリキュラムの開発に係る協力者会議」本会議委員等に従事。平成25年5月から公益社団法人日本語教育学会会長。
現在、文化審議会国語分科会日本語教育小委員会主査を務めている。最近では、『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント(DLA)』の開発に携わる。好きな言葉は「念ずれば花ひらく」で、日本語教師を退職したら、パン職人になりたい。

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